この言葉は20年くらい前のフロッグマンレコーズの
コンピレーションCDのタイトル。
それは「自分の寝室で作った曲が、世界中に発信出来る!」という
夢のようなタイトルだった。
当時、日本人が海外レーベルからリリースして、
いかにも「世界規模で大活躍!」みたいな書き方を
雑誌がしていたので、当時の僕らは「わースゲーな!ヤベーな!」
とドキドキワクワクさせられたものだ。
その時はインターネットもなかったから雑誌の情報を鵜呑みにして、
良くも悪くもその情報に踊らされていた。
確かに当時の海外リリースは凄い事だ。
しかし、インターネットが普及した昨今、
どこの国にどれくらいのリスナーがいて…という事まで
ハッキリ数字で分かってしまうようになってしまって、
冷静に見るとやっぱり日本人で本当に世界規模で認知されているアーティストって、
かなり少ない事が分かる。
逆に考えると、インターネットで世界に発信する事が出来るようになった今こそ、
やっと日本人が「From the Bedroom to the Whole Universe」へのスタート地点に
立つ事が出来るようになったのではないのだろうか。
ただ、個人的な考えとしてはビジネスとして音楽を考えるのであれば、
マーケットを日本に絞った方がいい。
多くの人に自分の音楽を聴いて貰いたいという思いがあれば、
世界に目を向けた方がいいと思う。